2014年6月20日金曜日

【映画】「X-MEN: フューチャー&パスト」を見て来たので感想を…【感想】


福知山シネマでは誕生日だと鑑賞料1100円+ポップコーンがついてくる。だから、本日6月19日にX-MENを見て来ました。ホントは先週の土曜日に行こうと思ってたんだけど、その情報を知ったので今日行ってきました。館内はナント僕1人!!貸し切りで僕だけのために映画を放映してくれたw福知山シネマに感謝w

さて、感想は・・・

前回の負債を返済する面白さ

十分面白かった。前回の「ウルヴァリン: SAMURAI」がなかなかのクソ映画だったので今回はどうだろうと疑ってかかっていたのだが、前回の負債を返済するがの如くいい出来だったと思います。詳しく語っていきましょう。


過去と未来を行き来する物語


今回の話は、未来から始まる。あらすじを簡単に言うと、未来では人類が対ミュータント用に作ったセンチネルというロボットが脅威を振るっている。ミュータント対センチネルで戦争をしているが、ミュータント側がかなり劣勢、じり貧の戦いで敗北するのも時間の問題という状況。そこで、仲間の一人が過去に意識を送り込む能力者なので、長時間のタイムトラベルにも耐えうるウルヴァリンを過去のセンチネルが生み出される機転となった時期に送り込み、未来を変えてくる。というお話。

シリーズでいうと未来が「X-MEN: ファイナル ディシジョン」、過去が「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」の続編である。ただ、どちらを見ていなくても話自体は十分、分かるし楽しめると思う。

過去のチャールズが雰囲気違っていい


X-MENのリーダー「プロフェッサーX」はシリーズを通して、冷静沈着で悩めるミュータントを導く存在です。しかし、今回の過去での若いプロフェッサーX、本名チャールズは嫌な事がたくさん続いて自暴自棄状態。口は悪いしやる気の無いふぬけ状態。まるで、さっきまで未来で勇敢だった彼とは思えないほど腐ってます。そのギャップがたまらなく良かった。特にシリーズを見ている人に取っては刺激が倍増すると思います。

バレットタイムが素晴らしい


バレットタイムってご存知だろうか。マトリックスで使われていた、スローモーションになってカメラが被写体の周りをグルっと回るやつの事。


これが、この映画でも使われてるんだけど、そのできがホント素晴らしい。二カ所出て来たかな。一つは超高速で動くミュータントがチャールズ達の危機を救うシーン。余裕な感じで銃を放つ敵どもを蹴散らしていく。その時、状況とは裏腹に軽快な音楽が流れている所もすごい良かった。

もう一つはマグニートがある人物を狙って銃を放ち、逃げる対象者に向けて銃弾の軌道を曲げて当てるシーン。ここはホントすごい。バレットタイムって基本は左右の横軸に回転するんだけど、このシーンは二階から一階へ、縦軸も追加してカメラが移動する。能力のすごさも分かると共に映像美にほれぼれするワンシーンです。この2つを見るだけで映画館に足を運んでも損は無いと思います。

過去作を見ていればさらに面白さ倍増


今回はスピンオフ作品じゃなくて正当なシリーズの続編。この作品単体でも十分楽しめると思うが、当たり前だが過去作を見ていれば、ちょっとしたジョークも分かりかなり楽しめると思います。「その爪が鉄だったら良かったのに」とかクスッと来たw

それに、昔出て来たキャラの以前の姿なんかも見れてちょっとラッキーな気がした。X-MENの歴史もひも解かれて線と線が繋がる間隔は気持ちよかったです。

過去と未来で同じような場面でまったく状況が違うシーン


僕がすごくいいって思ったシーンは、終盤のマグニートが政府陣、世界に対して銃を向け演説するシーン。

「どうして、我々ミュータントを攻撃するものを作った」

そのセリフとともに、一方で展開される未来の映像が交互に流れます。過去では、人間の兵器を圧倒して、政府共を圧倒しているミュータントですが、未来では人間の作ったセンチネルによってミュータントがあっさりと殺されて行くシーンが流れる。それも、敵対していたミュータント組織同士が手を組んで戦っているのにバタバタ倒れていくのです。

その状況を作り出したのはまさに、今マグニートが行っている様な行為がきっかけで、ミュータントに対しての人間の不信感がセンチネルを生み出してしまう。それを阻止するために未来からやって来たのにやっぱり阻止できないのか?結局あの惨劇に繋がるのか〜などと思う一方、ミュータント側の仲間をおもちゃのように弄ばれた恨みや憎しみなどの感情も理解でき複雑な気持ちになる。

さらに、このシーンのすごい所は未来と過去での彼らの心境が違い年老いたマグニートの心境も理解できるところ。未来のマグニートは「あの頃のあんな行動はダメだったよね」的な事も言っておりその気持ちも十分理解できるので、過去の過ちをなぞる可能用な感覚を体験できる。一つの行動でいくつもの感情が時間軸を越えて重なりあっている所をワンシーンで見せるのでとても情報量の多い素晴らしいシーンだと思いました。

とは言え、ちょっと長過ぎじゃね?と感じた


上映開始が18:35分、終わったのが20時45分くらい。二時間くらいで普通かも知れないがなんか長く感じた。面白かったし、特にだれるシーンは無かったハズなんだけどなぁ〜もうちょっと短くても良かったかな。

最後に…


とにかく、面白かった。意外や意外。何度も言うが前作のウルヴァリン:サムライで愛想をつかした人にこそ見て欲しい作品。人間の人生を追体験できる映画です。バレットタイムとかもあるので、是非劇場で見る事をお勧めします。





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