2014年3月28日金曜日

【kindle100円本・感想】26歳、社会人4年目が「働くこと」について考えてみた。を読んでみた!【永田優介】



kindleの100円本って面白いですね。100円なので安く、いろんな人の意見が読める。それに、100円なので量もそんなに多くなく読みやすい。出版社を通したものだと1500円くらいするし、量も多くてなかなか読む時間を作るのが大変だけど、100円本だと個人が出している場合が多く、ブログより濃い量で多くないってのが最適です。

今回読んだのは、「26歳、社会人4年目が「働くこと」について考えてみた。」です。タイトルでどんな内容か興味持ったので買ってみました。さて感想を…

言っていることは正しい!!正しいんだが…


この本では、四年間会社づとめをした男性が、改めて仕事に対しての考えを述べています。僕は「働かなくていいい社会の構築」を考えている人間なので、同年代の意見が書いてあるのが非常に興味深く購入しました。さて、内容ですが言っていることは正しいんです。正しいんですが、仕事に疑問を持っている、もしくは仕事を辞めたいって人にはわかってるよ!!そんなこと!!って内容が多かった気がします。

現在仕事で悩んでる人には不向き??


全体的にど真ん中の正論!わかってるんだよなぁ〜だけど、現実と心とのバランスが上手くとれてないから悩んでますねんって箇所が多かった。ノマドのデメリットなんかわかってるよ!会社と違って保証がなく自分の信頼だけで仕事とっていかなきゃいけないのはわかってるんだけど憧れちゃうじゃない。そういう箇所が多いので現在の労働に対して何らかの夢を抱いている人には現実を叩きつけられる作品です。ただ、留学ならぬ留職でいきなり海外で働くって考え方は面白かったです。

逃げを否定しているけど逃げたっていいじゃない!


本書で、引っかかったのが「仕事をやめてもいいけどそれは逃げではイケない」といった章の内容。僕は、退職が逃げであっても全然構わないと思う。毎回、ステップアップの退職ばかりじゃないだろうし「逃げちゃダメだ」の心得でやってたら精神衛生上良くないと思う。日本人は「逃げの選択」をあまり良く思っていなく逃げたくても「それは逃げだ!!甘えるな!!強くなれ!!」ってお説教食らうので限界までその場所で頑張ろうとする。いじめにあったら逃げればいいし、職場がつらいなら逃げるって選択肢も加えた上で対策を考えればいいと思う。その点だけはちょっと反論しておきたいと思った。

関係ないけど「劇場版 銀の匙」の予告編で中村獅童さんが
「逃げたことに負い目があっても、逃げた先であったものは悪いもんだったか?」
と主人公(多分)に問いかけるシーンに熱くなりました。この映画早く見たい!

最後に…


どの項目も反論できない正しいことがおおいです。読みながらぐぬぬってなる事が多かったです。「辞めてもいいんだよ」とか「社会ってこの辺おかしくね??」的な叫びが読めるかなと思っていただけに(勝手に思ってたんだけどw)いきなりお説教をくらった感じでした。ただ、基本ラインというか世間の常識、認識のスタンダードを改めて確認するにはいい本だともう。特に、僕みたいな賃金労働のない世界を妄想しまくってる人間にはいい刺激になりました。


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