2014年3月18日火曜日

瀕死の者にしかいいモノは作れない?

結果論で申し訳ないけど何となくそんな気がする。瀕死は言い過ぎだが、前のターンに痛い目あった企業は次ぎのターンで成功しているって事です。まぁ毎ターンで成功→失敗→成功のパターンに当てはまるわけではありませんが大きく見るとこの構図は当てはまると思います。それでは各業界で見てみましょう。


PC業界では…



例えばPC!AppleはApple2から大進撃をしましたが、iMac登場まで悲惨な状況でした。成功が慢心を生み出してしまったのでしょう。Windowsは企業で使われるOSとなる事で長らく成功してます。ただ、大きくなりすぎた会社は身動きが取りづらく意思決定が遅くなってます。スマホの分野ではかなり乗り遅れた感がありますね。現在、PCの分野ではgoogleが無料のOSとソフトで対抗しています。Appleもスマホの分野でかなり成功してますしMacもいろんな所で見かけるようになりました。Microsoftは、今致命的ではないですが結構なダメージをくらってるはず。神話が崩れだしているのでこのまま致命傷ダメージをくらうまで待ってから革新をするのか、それとも早期にうまく切り抜けるかは見物です。

携帯音楽プレーヤー業界では…



携帯音楽プレーヤーでも同じ事が言えます。一斉を風靡したSonyのウォークマン。その後もソニーはMDを開発して音楽で大活躍します。ただ、これで味を占めたのがまずかった。記録メディアの時代からMP3に代わり、音楽データ自体が小さくなった時代がやってきました。ハードディスクに音楽を大量に入れて持ち運ぶ時代が来たのです。しかし、音楽の権利が脅かされるとMP3プレーヤーには億劫でした。たしかにPCから直接録音すれば、録音機器としてのステレオは売れないし、MDのような記録メディア自体がいらなくなるのですからその分の利益も無くなります。さらに、音楽の著作権違反もしやすくなります。音楽レーベルを持ってしまったソニーは簡単には動けなくなってしまったのです。


しかし、そこにいち早く目を付け参入したのがAppleのiPodです。ipodは瞬く間に人気を集め携帯音楽プレーヤーといえば多くの人がiPodと連想するようになりました。かつてのウォークマンと同じですね。ソニーは作る技術がなかった訳じゃないけどユーザーの事より自社の事を優先して考えてしまった事が敗因でしょう。

ゲーム業界では…


・カセットからCD-ROM

かつて任天堂はファミコンの大ヒットでゲーム業界での地位を確立しました。さらに、スーパーファミコンでその地位をさらに強めましたがそこからがいけなかった。時代はCD−ROMが普及している時でした。ソニー、セガは自社ハードのメディアにCD-ROMを採用。カセットにくらべ安価に製造できるので、ソフトの値段が一万円超えが多発していた時代に終止符を打ち、5000円前後まで落ちたのです。しかし、任天堂は次ぎのハードNintendo64にもカセットを採用しました。CD-ROMではどうしてもローディングの時間がうまれてしまう。それを嫌がったと言われていますが、自社のカセット工場が大幅に改造しなければいけないといった事情もあるのかもしれません。ここでは安価にソフトが買えるって事がユーザーには大きかったみたいですね。

・サードパーティを優遇

さらに、ソニーはサードパーティを優遇しました。ソフトを出しやすくしたんですね。一方、任天堂は64時代にサードパーティをしぼりました。少数精鋭にしたんです。スーファミ時代にソフトが乱立してクソゲーも増えたのでそれを防ごうとしたのが裏目に出て人気サードパーティの会社はほとんどプレイステーションでソフトを出しました。任天堂の暗黒時代は次ぎのハード、ゲームキューブまで続きます。

・枯れた技術の水平思考

しかし、任天堂は反撃を開始します。そうwiiの登場です。当時、最新ハードだったPS3は高性能だったことは間違いなかったのですが、価格がべらぼうに高い。60GBモデルで59800円、20GBモデルで49800円でした。気軽に帰る値段じゃないですね。一方任天堂は25000円を貫きwiiをいつも通りの価格で販売しました。さらに、wiiリモコンを開発してゲームに新たな遊び方を提案しました。それが成功してwiiは劇的に売れます。あえて高画質、ハイスペック競争に参戦せず、使い古された技術をアイデア一つで別物に生まれ変わらせる。WiiはPS2以上PS3以下というスペックでしたが高スペックにしなくても売れるといった事を証明しました。

・次世代はゲームパッドか動画共有かキネクトか??

現在のゲームハードの戦いは三社とも独自のアイデアを盛り込んでます。任天堂はゲームパッドをソニーはプレイ動画の共有、Microsoftは体をコントローラーにできるキネクト。今の所ソニーのPS4が優勢ですがどれが勝つかはまだ分かりません。でも、今までの流れからすると、ユーザーの事を一番に考えたハードが買っているので、動画共有を解禁した
ps4が優勢な気がします。

最後に…


これらを見ると当たり前の話ですが、ユーザーの事を一番に考えた物が次ぎの商品で成功してます。当たり前かもしれませんが会社が大きくなるとそう簡単には実行できないのかもしれませんね。さらに、傾向として前回まで自社が儲けていた物をフリーにすると成功しているように見えます。パソコンで言えばシンプルってことだし、ゲームで言えばCD-ROMて感じかな。ただ、これらすべて物もがスマホになってしまう可能性もあります。どうなるか分かりませんが、提供元はユーザーの事を一番に考える企業であって欲しいです。



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