2014年3月17日月曜日

映画「ベストキッド 1984」(The Karate Kid)を見たので感想を書く


パパンがベストキッドのDVDBOXを買ったので借りて見てみた。僕が見たのは当時小学生低学年。当時は空手をやっていたので、すごく興味深かったのを覚えている。んで、久しぶりに見てみたらやっぱり面白い!ベタなんだけど燃えるぜ!!って事で感想を書きます。

あらすじ


新たな場所に引越して来たダニエルさん。だが、パーティーで女の子がらみで不良軍団に因縁を付けられる。その日はぼこぼこにやられる。しかも、次の日学校に行くとなんと同級生。そこから、いじめの日々がはじまる。この状況をなんとかしようと街の空手の道場へ行くのだがそこにはあの不良軍団が通っていた。途方に暮れるダニエルさん。しかしアパートの管理人の日系老人ミヤギさんに出会い、不良の空手とは違う本物の空手を教わる。

ベタだけど燃える成長ストーリー


最初はやられて、修行して敵に勝つ!超ベタなストーリーラインなんだけどラストシーンなんかやっぱり燃えてしまいます。特に悪役達がいい。不良生徒とワル空手道場の先生!「コイツらぁぁぁ」と心から憎く思えるし、だからこそ打ち勝った時のカタルシスは最高です。ただ、本編ではあくまでも自分の心にバランスを持たす為に戦うのであって復讐などという名目ではありません。空手を通して学ぶ事によい事、悪い事に分かりやすく対比させているのも分かりやすくよい事をしてうまくいくってストーリーなので心地いいです。

ミヤギさん格好良すぎ!


ピンチになると助けに来てくれるヒーロー、ミヤギさん。彼、ホントにカッコいいです。彼は沖縄出身の空手の達人。小さくて老人なのにむちゃくちゃ強いです。まるでヨーダのよう。てか、言ってる事とか結構意識してると思う。温和でやさしく愉快。しかし、いざとなると勇敢。まさに理想の師匠です。

ミヤギさんは、空手を教えてくれますがそれ以上に精神的な哲学を、道徳を説いてくれます。それも分かりやすく。「ミヤギさん 名言」でググると結構出てくるので、よければ読んでみてください。

ちなみに、空手の流派に剛柔流ってのがあるんですがその開祖が確か宮城って方です。まぁこれは架空の話なので本編には関係ないけど結構空手の歴史、哲学についても調べてあると思う。

ベストキッド名物、修行シーン


この修行シーンは有名ですよね。空手を教えてやるから来いって言われて自宅に行くと、やらされるのは雑用ばかり。車のワックスがけや木の床の紙ヤスリがけ。壁のペンキ塗りなど使い回されます。もうこんなの嫌だってダニエルさんが投げ出そうとしたら「おい!待て」と今までやって来た事をもう一度やりなさいといってミヤギさんは攻撃を仕掛ける。するとあれよあれよ!パンチやキックが防御できるじゃないですか!!知らない間に強くなってたんだ…この一旦知らせず後にあって「ああ、そういう事だったのか」ってのがすごく面白いですね。まぁ実際ならなぜ意味を隠すのか分かりませんけどw

アクションはダメダメ


ミヤギさんは空手の達人で強い!って言ってもそれは映画の設定上の話でアクションシーンはてんで駄目です。頭の中で映像をかっこ良く再構成しなければいけませんwもう目が肥えちゃってるのかな?本物の空手アクションを楽しみたい方は映画「黒帯」仲達也先生とか「ハイキック・ガール」の武田利奈さんのアクションを見るといいと思います。こっちはアクションがよくて話が全然ダメなんだけどwリメイク版のベストキッドはカンフーでもはや空手じゃないけどバリバリにカンフーしてます。アクションもカッコいいです。

でも空手の事に関しては言っている事は正しい


ただ、空手の事に関していっている事は正しいと思います。道を歩くときに例え

「左を歩くのもよし、右を歩くのもよし。ただ、真ん中を歩くといずれ車にひかれる。空手も同じ。やるのもよし、やらないのもよし。しかし、中途半端にやると潰れる。やるならちゃんとやる事」

などや、ミヤギさんではないですがダニエルさんになぜ空手をやるのかと聞いた時

「戦わないため」

と答える事。空手の理念にマッチしてると思います。2以降になりますが「空手に先手無し」って哲学も出てきますし。空手をイメージだけでなく内面や思想に至るまで調べている所が素晴らしいです。

最後に…


僕に取ってはちょっと思い出補正の強い作品ですが、かつては全米で大ヒットした映画です。ベタなんだけど30年近く経った今でも色褪せぬ魅力と面白さを持っていると思います。
是非とも教養のため見ていただきたい。



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