あらすじ
主人公は国王の娘の姉妹。姉エルサは生まれつき氷の魔力が宿っていて、触るもの皆凍らしてしまいます。幼き頃その魔力、成長するにつれ強くなっていき制御できなくなっていきます。それ故、小さな頃はその氷の魔法で遊んだりして仲良かった姉エルサと妹アナですが、ある事件をきっかけに姉は自らの魔法を恐れ部屋に閉じこもるようになり、妹アナの魔法に対する記憶も消されます。それから成長するにつれ微妙な関係が続く二人。そして、両親が亡くなり姉エルサが女王に即位するパーティで魔力を持つ事がバレてしまい、動揺してしまい魔法が暴走！夏なのに国中が凍り付いてしまいます。山に逃げ込む姉エルサを迎えに行く妹アナ。果たして凍り付いた国は元に戻せるのか。
吹き替えのススメ。それは主題歌！！
洋画は字幕！というツウな方、多いと思います。僕も以前はそうだったのですが最近はもっぱら吹替派です。字幕を読んでる間に視線が散って映像が見れてないときがあるしね。まぁケースバイケースだけど。そんでこの作品はどうかって言うと、吹替の方がいいと思います。字幕と両方見た訳じゃないので比較して言ってる訳じゃないけど、まずこの映画はアニメです。俳優の元の声が…みたいな所は無いのでまぁ声の部分では字幕派の人もその辺の問題はクリアできているかと。
あとは主題歌ですね。この作品世界各地で放映されていて各言語に訳され吹き返されています。その各言語で作品中で歌う歌を比較した動画があるんですが、日本版の評価が高いのです。松たか子さんが歌っているのですが確かに素晴らしい。これを聞く為だけに吹替で見ても損は無いと思います。
主題歌「Let It Go」の25カ国Ver
日本語Ver 松たか子さんが歌ってます
途中に入るミュージカル的な歌が苦痛だった（すぐ慣れたけど）
ディスニー映画に慣れていない方は、このミュージカル的な作りに苦痛を感じる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。そう、物語の途中でキャラクターの感情を歌で表すあれです。ディズニー映画の定番演出なんですが、慣れてないと物語の進行に水を差すので最初は結構ストレスに感じます。「はよせぇや！」と。ただ、すぐに慣れます。僕も最初は苦痛でしたけど、終盤に向かうにつれ、この歌はどんな演出かなとミュージックビデオを見る感覚で楽しめるようになりました。映画の脳からミュージックビデオを見る脳に代わり歌が終わるとすぐ映画の脳に切り替わる。これが何の違和感も無く切り替わるようになります。脳って良く出来ていますね。適応能力って素晴らしい。
ストーリーは至って単純。けどそこがいい！
不満はないですが、お話自体は結構単純です。ただ、ひねってない分、わかりやすいし単純なストーリーですがそれ自体が面白いです。さらに、物語以外でも楽しむべき要素が詰まっていて、それはは雪の表現と物語の合間に入るコメディです。エルサの魔法の時に表現はされる雪、氷の描写はホントに美しいです。特に細かい粒子のような雪が風により舞うシーン。細部にまで手が加えられています。コメディ部分は、主に雪だるまのキャラクター、ラルフによって笑わされる事が多いです。世界共通の笑いなので最初は面白くないかもしれませんが、ボケを重ねられると見事に笑ってしまう、笑わされた感が大きいです。僕も最初の感じで舐めていてこの程度のボケで俺は笑わないぜ！って構えてましたが、終盤は隣の客と同じように笑ってました。会場も結構受けてたんじゃないかな。
終盤の落ちもベタ
ディズニーは愛の力ですべてを解決します。この作品でもそれは例外でなく、おなじみの愛で物語はハッピーエンドに向かいます。その点では、期待してはいけません。しかし、僕的には王子様役の男との愛に気付き問題解決って思ってたらまさかの姉との家族愛での問題解決でした。僕だけかもしれませんが、僕はいい意味で裏切られた感がありました。まぁ他の作品が、みんな同じなのでこれだけの違いで満足してしまってるってのが大木ですけどね。
最後に…
僕は、この作品を見る前むっちゃ眠たかったんです。映画の予告編が始まった時は限界で眠りについてしまいました。「ああ、この作品、ちゃんと見れないな。寝ちゃうな〜」って思ってました。しかし、映画が始まると話に引き込まれ全然眠くない。言葉にしてしまえば単純でディズニーらしい映画なんですが退屈するシーンも無く楽しめました。誰にでも進められる作品だと思います。万人に進められて面白い。やっぱりディズニー映画はすごいと実感させられました。トイストーリー３に次ぐ人気ディズニー映画、是非共劇場で見てください。オススメです。
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