ネットでオススメって記事を見つけたので「はるかリフレイン」を読みました。時間漂流ものって期待しすぎちゃうからなぁ〜僕的には落ちはあんまりでした。
あらすじ
主人公は高校一年生のはるか。彼氏がいるリア充だ。ある朝、一緒に通学しようと待ち合わせ場所に車が突っ込む。彼氏は即死。その後、はるかはなぜか時間を漂流し彼が死ぬ数日前に戻る。はるかは彼を助けるため試行錯誤するが彼は死ぬ。すると、また時間が戻り…はるかは彼を助けハッピーエンドを迎える事が出来るのか??
時間漂流ものは読者への挑戦状
時間漂流ものってタイムパラドックスの解消とか何度も同じシーンを繰り返すので落ちに対する期待度が高まりますよね。まどマギみたいにそれを逆手に利用した作品もありますが、これは王道的に彼氏の救出を試みるも失敗→時間も戻るの繰り返しを行います。なので、何度も同じシーンを繰り返す事になり、「これをやっても駄目ならどうやったら彼氏は助かるの??」と当然ラストへの期待度も高まります。しかし、ラストは結構普通。ちょっとガッカリでした。
運命ってオチ??それを超えるオチが欲しかった。
彼氏はありとあらゆる事をやっても死にます。交通事故なので運転していた相手をその朝、どうにか車に乗らせないようにしても小さな事が回り回って彼を死へと導きます。この辺りで読者は悟ります。これってどうやってもその時、彼氏が死ぬ事は決まっていて帰られないのか??って思う訳です。でも、内心で思う訳です。「そんなわけない。作者は僕の予想を超えてくるはずだ。今まで読んで来た中にさりげなく散りばめられた伏線を見事に回収しながら、ああ!この手があったかッッ!!と思わせてくれるはずだ」って。しかし残念ながら落ちは読者の予想通り運命ってオチです。彼は死ぬと決まっていてどうしようもなかったって終わりなのです。
じゃあ、なんで過去に行ったの??
運命なら過去へ行った意味が無い。この物語を展開する意味が無いのです。だって何も変わってないし、この結末で読者が納得のできる成長を主人公がしたとも思えない。結局努力しても報われない事もあるよってメッセージか?それが言いたい感じでもなかったぞ!!こう言うオチでももっとうまく閉める方法あるような気がするんだけどなぁ〜とにかく不完全燃焼だ。
最後に…
このマンガ、進研ゼミで連載されていたみたい。たくさんの人に見てもらう為のマンガじゃなくて限定された場所での連載なのでこんなもんかとも思うけど、高校生に向けてのマンガならあのオチじゃ駄目だろ??努力報われようぜ!!なんかもやもやが残る作品でした。
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