2013年9月16日月曜日

MANGA2.0〜次世代漫画を考えてみた〜

以前、スマホで読める漫画って記事を書きましたが今回はもうちょっと掘り下げていこうと思います。

なぜスマホなのか??
自分が、本を出そうと思って出版しようとするとかなりのしんどいのはご存知だと思います。さらに、出版社は沈みゆく船と言われていて縮小していく業種だとも言われています。そんな時代に本を出版してやるぜ!!なんて相当の才能がなければ本を出すなんて夢のまた夢です。

しかし、現在は電子書籍なるものがあります。それは、出版社を通さず個人で本が販売することができます。作者から直接読者へ本を売れるってわけですね。でも、これにはデメリットも多くあります。

電子書籍のデメリット
まず、端末が必要って事。電子書籍を読むには端末が必要です。その端末が高い。タブレット、スマホだと数万円はするし、そこから更に電子書籍の代金を支払うのですから紙の本一冊とは負担が大きすぎます。

誰もが持っている言っても過言ではないスマホを活用しよう!
電子書籍と言っても販売サイトは複数あります。amazonを例に取ると、Amazonではキンドルっていう電子書籍端末を発売しています。キンドルはAmazonの運営するキンドルストアで電子書籍を買って、それを端末にダウンロードして本を読みます。しかし、キンドルストアで買った電子書籍はアプリをダウンロードすればスマホでもタブレットでも読むことができます。

そう、スマホで読めるのです。今や誰もが持っているスマホ。それなら、スマホにターゲットをしぼった商品が展開できないか。そこでスマホで読める、読みやすい漫画です。

ただ、まだ問題点があります。それは、作者の乱立です。多くの作家が誕生してしまうと例え現在プロの作家でも値下げをしてくるかもしれません。高クオリティなプロの作品一冊100円で販売されると素人作家は手も足も出ません。ネットで人気になってファンを多く抱え買ってもらうしか方法はないのですが、これ一本で食っていくのは難しいかもしれません。

ここまでは、岡田斗司夫と鈴木みその対談で言っていたことです。ここからもうちょい考えてみます。

世界的に普及しつつあるスマホ
僕は、今出張でインドネシアに来ています。開発途上国と言われているこの国ですが多くの人が携帯を持っています。町並みなんかは日本の50年前って感じですが携帯はみんな持っているのです。まるでオーパーツですw

スマホを持っている人はあまり見かけませんが、これだけ携帯電話が普及しているのです。スマホの普及も時間の問題でしょう。となると、世界を視野にいれることもできるのではないでしょうか。

MANGA2.0
スマホで読みやすい漫画。それは、スクロールで読めるように設計されていて、従来の紙漫画にあるコマ割りや見開きなどを使わないもの。4コマ漫画みたいなのしか思いつかないがこれからの漫画描きはこれを設計してみてはいかがだろうか。

そこに更に付け加えるなら、セリフを縦書ではなく横書きにする。それは、もちろん海外を視野にいれるためである。多言語の多くは横書きです。なので、英語はもちろんフランス語やインドネシア語なんかも視野に入れた場合、セリフを横書きにして翻訳しても、編集しやすくする。さらに言えば鳥山明が初期にやっていた効果音をアルファベットにするのもいいかもしれません。

世界を視野に入れれば、分母がかなり増えるわけですから安く売っても大きなリターンを望めます。現在、そういった漫画はないので挑戦してみてはいかがでしょうか。

MANGA2.0のまとめ
スクロールで読める漫画
セリフは横書き
効果音はアルファベット

この3つが書きたいがために長々と駄文を書いてしまいました。付き合ってくれた方ありがとう御座います。

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