2015年2月9日月曜日

「ベイマックス」見てきたら感想を語るの巻





新作映画を公開早々見てきました。疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。何を隠そう田舎は映画が来るのが遅いのです。わが町福知山では昨日が公開日でした。んで、早速行ってきた次第です。





ちょっと良すぎね??ストーリーライン


予告編なんか見るとあのふわふわロボットとの笑いあり涙ありのほのぼのストーリーなのかなと予想してました。でも、見てきた方の感想をチラチラ聞くと、どうやらそういった種類の話ではなく、結構ハラハラドキドキのバトルものだという。なるべくハードルを上げないようにして鑑賞に挑んだわけですが、とにかく面白かった。物語はサクサクと進むからほとんどダレるところもなかったし、何よりテンポがいい。興味持続要素をうまくつなぎ合わせていてあっという間の2時間でした。結構最初の方でトイレに行きたかったんですがそれも忘れるくらい熱中しました。


簡単なあらすじ


舞台はおそらく日本。架空の都市サンフランソーキョーに住む天才科学少年ハマダ ヒロが主人公です。彼は14歳にして高校を卒業出来る学力を持ってます。しかし、その賢さを禁止されているロボットバトルにつぎ込む生活。そんな彼を立ち直させてくれるのが兄のタダシです。彼は大学生でロボット系科学の勉強をしています。大学に興味を持ち入学したいとするヒロの試験課題をサポートしヒロは見事合格。しかし、その直後タダシは謎の残る死を遂げます。


消失するヒロですが、あるきっかけで兄の死に不信を抱きます。兄の死は何か隠されているんじゃないか?その調査をすべく、兄が残したケアロボット「ベイマックス」と共に捜査に乗り出すのですが…話はこんな感じです。

目を瞑るべき設定


かなり面白かったのですがやはり重箱の隅が僕は気になってしまうw褒める前に気になってしまった点を先に挙げておきます。

主人公が賢すぎね?
まぁこれを言ってしまうとキテレツとか作品の根本を揺るがしてしまうので考えるのは無しです。一瞬脳をよぎりましたが、すぐデリートしました。
科学の範囲が広すぎる
主人公と兄、そしてその仲間たちは科学部みたいなコミュニティに所属してます。ただ、この科学部、すべての分野に精通しすぎてね?とは思いました。一昔前なら、お茶の水博士みたいなあらゆる分野に精通するかしこ博士がいたのですが最近の傾向って1人でロボットを作るってちょっと大掛かりじゃね?って思う…っていうか一人の人が全ての分野に精通してるってのなくなってきてませんかねぇ??

ロボットだけで話をしてもハード、骨格を作り動かす分野とソフト、その手足にどういった命令を与えるかをプログラムする必要があります。さらにこのロボットはAIも兼ね備えてるので、それら一つだけでも賢の人々が集まって生涯をかけて研究してるものなのにそれをまぁ1人でで開発してるなんて…とは思いましたが、これは旧、アトム、ロックマン的な世界観で楽しもうとすぐデリートしました。


ジャンプファン必見!テーマは「友情、努力、勝利」ジャンプ+アメコミ

この作品、本当によく練られてるなぁ〜って思いました。見ててよく思ったのが「友情、努力、勝利」このジャンプ的テーマがぴったりだなと。友情という点で仲間がそれぞれ自分が研究するテーマを武器として使い共に連携して戦うってのは当然燃えます!!努力に関しては特別語ることはありませんが、能力アップに必ず努力というプロセスを通るのでそのあとの勝利の喜びが倍増します。最後エンディングでアメコミ風のタッチで描かれてましたが、僕的には日本の戦隊モノをイメージしました。とにかく、日本の作品を研究しまくってますね。

人を守るってロボットが使う武術に空手を選んでくれたことに感謝

達人の道着はちょっと気になったけど、空手が出てきたのはすごく嬉しかったです。空手は平和の武術。ゆえ、攻撃よりも防御の技の方が多いし、空手の経典「形」もすべて防御の動きから始まります。この作品では、攻撃の技しか出てなかったのが残念ですが理念は汲み取ってくれたのかな?それともただのイメージか??wまぁどっちでもいいけど空手が出てきたのは嬉しかったです。

最後はベタだけど泣かせるね〜


日本をリスペクトした必殺技、「ロケットパンチ」。数々の危機でこの技を披露しそして最後にあの場面で、あんな泣かせる場面でロケットパンチを披露するとは…ホント、唸りました。

最後も納得のハッピーエンド


ラスト感動と消失感に襲われますがそれも無理矢理な補充じゃなく納得できる流れで消失した心を埋めてくれます。気持ちよく終われるからさすがディズニーですね!


最後に…

熱く書きましたがこの熱どれくらいみなさんに伝わってるでしょうか?ディズニーは本当にストーリーを研究し尽くしてるなぁ〜と思いました。アメリカ的に進化したなあと思ったのが日本の町の再現。ウルバリンサムライとかゴジラもそうでしたが、日本が出てくるとその街並みや家に「ん?」と疑問を抱くことが多々あります。ただ、この作品はアニメということがあってなのかわからないけど、違和感なく日本って感じが出てました。特に商店街の街並み。ここの商店や看板も悪くなかったんじゃないかな〜悔しいのが日本の街のプレゼンを外国の人にされたことかな?こういった世界の提示を日本人の手でやってほしかった。とまぁいろいろ言いましたが、本当によくできた作品です。画面迫力もすごいので是非映画館での鑑賞をおすすめします!!



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