放送時に見てたんだけど、途中から見なくなっていたこの作品。別に面白くなかったわけじゃないんです。放送中に見てたから各話の間の一週間がきついw僕は、面白いって思ったものを一気に見たいタイプなのでその一週間が何回か来ると興味が薄れてしまっていた。そして、放送終わったので見なきゃな〜って思ってたらもうセカンドシーズンまで終わってたことに気づき慌ててみた次第です。映画化もされるしこれは見に行きたいな。というわけで、テレビアニメ版の感想を書いていきます。
大まかなストーリー
時代は近未来で、舞台はシビュラシステムってのに支配されている日本。シビュラってのは、その人の犯罪係数がわかるシステム。犯罪係数ってのはその人が、どれくらい悪い事をしようって思ってるかが数値として表示される。今まさに犯行を行っている人はもちろん高く、これから悪い事してやるぜ!!って考えてる時ですら数値は上がる。町中の監視カメラが全国の国民を監視してるので数値が高い人はすぐにわかる。
面白いのは、その犯罪予備軍の人も警察(作中では公安)が裁判なしで逮捕、もしくは銃殺できる(数値による)って所。警察は犯罪係数の高い人間を検知して逮捕しに行くってのが仕事なんだけど、どんなに悪いことをしても犯罪係数の上がらない人が現れたからさあ大変!!そんな人間をどうやって裁くのか??
まあ、こんな感じでしょう。もっと主人公と部下達の関係とかシビュラシステムの矛盾とか語りたいところいっぱいあるけど、その辺は見てくださいw
日本人の犯罪者に対する考え方をSF化した感じ
この作品の大きな核となるシビュラシステム。これって現代の犯罪に限らずモラルの低いことをする人達へ対する、世間の眼差しって感じがしますよね。TwitterなどのSNSでいたずら画像をアップロードした者に対するネット民の晒し行為や、死刑制度に対する考え方など、日本人の犯罪者に対しての思いの理想形がこのシビュラシステムじゃないでしょうか。
ちなみに、僕はこの考えが悪いって言ってるわけじゃないです。僕もそう思ってしまうところがあるので。犯罪者に限らず、現在の法で裁くことができない悪人なんか社会から隔離もしくは排除できたらいいのにってどっか思ってるところがあります。レイプ犯なんて高確率で再販しますし、殺人が快楽って思ってしまう人なんか、犯罪を犯す前でも今後高確率でするだろうから、排除した方がよくね?って思います。でも、現実には冤罪の問題や、何が悪なのか?みたいなことを考えると、隔離なんて到底無理だろな〜とも思います。
でも、犯罪予備軍がわかる完璧なシステムが確立されれば、僕もそれを信用し依存してしまうだろうなぁ〜この作品はそんな完璧なシステムがあったら日本はどんな感じだろう?ってのを掘り下げた話です。
政府の闇に迫っていくスリルもたまらない
物語が進むとこの日本を支配しているシビュラの闇に迫ることとなります。知ってはいけないことを知ってしまった恐怖。でも、主人公はある事情からギリギリのラインの事情でシステム、政府に殺されずにすみます。システムの欠陥に不信を抱くとともに、このシステムのメリットも理解している主人公は、葛藤を抱えながら任務に取り組んでいくって感じはなんとも正義感が揺さぶられました。
最後に・・・
一気に見て、ほんと面白かった。この脚本の担当ってまどマギの人なんですね。あのダークな感じもいい雰囲気だしてます。今回2期の話ほとんどしなかったけど2期も面白かった。今回は疲れたのでまた別の機会に書けたら感想書きます。こりゃ映画絶対見に行かなくちゃな!!ただ、まどマギみたいに高いハードル越えてくれるかな〜〜むっちゃ心配・・・
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