2014年5月31日、地雷映画を検証するため三田ウッディタウンに行ってきました。一本目は「MONSTERZ」を見たのですが、なんか不完全燃焼だったのでもう一本見ようという事に。X-MENを見ようかなと思ったんですが、前作の「ウルヴァリン:samurai」が戦犯映画だったのと、超能力ものは2つもいいかなと思ったので「万能鑑定士Q」を鑑賞しました。
感想としては…「予想外に面白い」です。
ストーリーを簡単に
ロジック展開が面白い
レストランのオーナーが貸し切りで無料パーティーをしたいを申し込んだ客がなんか怪しいから鑑定してくれと依頼される。実際にパーティに参加してこれがいかがわしいものかを鑑定する。
そこで莉子は、料理の音に着目する。なんか調理の手順がおかしいことから、音が怪しいと思う。揚げ物はこう行った音をかき消し、クルミを潰す音はこう行った音をかき消す。そんで、それらがかき消せる音は、ガラスを割る音、電動ドライバーのモーター音など。これらの音を消して、2回で古美術展が開催されているという事は…ってな感じで事件を解決していくんです。
ここで、もう僕の心はわしづかみですよ。ほう。面白いやないかと。ロジックが破綻していないし、興味深い。てか、これだけロジカルシンキングを全面に押し出すってことはストーリー全体の構成ももちろん破綻していなんでしょうねぇ〜ってことで軽いあら探しモードにスイッチが入ったのですが、特に破綻も見られず、楽しめました。
映画の作りがだれる事無く、テンポがいい!
MONSTERZを見た後だったのでよけいにそう思ったのかもしれませんが、シーンが終わる頃に次ぎの出来事が起き、興味持続制を保ってくれます。だから、飽きないし面白さが継続される。それに、うまいなって思う所は、退屈になりやすい所を2つの出来事を入れワンシーンで行うのでテンポが良く退屈さを感じられない作りになってます。
例えば、彼女がどうやってその膨大な知識を得ているかという事を説明するシーン。HPの設定を読んでいると分かりやすく書いてあるのですがこれ映像化すれば長いだろうなぁ〜と予測していました。だから下手に、ワンピ−ス回想シーンみたいなの入ったりしてダラダラやられるのやだな〜と思ってたんです。
でも、この作品は桃李君が街の人に聞き込みをして知識の得方を聞き出しているシーンと綾瀬はるかがフランス語を学ぶシーンを交互に1セットで見せるんです。だから、無駄に説明臭くなかったし、退屈さを消してましたね。
こういった感じで退屈になりそうな所をうまく技術でカバーしてるなぁ〜って箇所が多々見受けられました。
扱うテーマがおもしろい
莉子は学芸員になるため、合宿するんです。そこで、ライバルとタッグを組み課題に取り組むんですけど、ここで求められる事は「直感」なんです。直感で、偽物か本物かを見抜けって先生に言われるんですね。そんで、その訓練が始まるんですけど、「直感」って「論理」と相反するものじゃないですか。この話はロジック、論理を見せる話なのにどうして、直感なのか?
なぜ直感を鍛えることが鑑定のスキルアップになるのか?そもそも直感って鍛えられるのか?論理に優れた彼女が直感を鍛えるとどうなってしまうのか?…ここから先は大きくネタバレになってしまうので伏せておきます。でも、ちゃんと答えは終盤で明らかになりますし、ちゃんと納得のいくものでしたよ。
最後に…
タイトルとテレビ局主導ってことで完全に舐めてかかったのですが、意外や意外、非常に楽しめました。映画に行っても満足できるんじゃないかな。それに綾瀬はるかがやっぱり可愛いですw是非、映画館で楽しんでもらいたい作品です。
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