2014年1月8日水曜日

映画「ピンポン」を見たから感想を述べる!



年末にhuluを契約したから名作映画を見れるだけ見まくってやろうと思ってる今日この頃いかがお過ごしでしょか。

今日、人気作一覧をみていたら高校生の頃に見たピンポンがあったので早速再生。最後まで見てしまった。

 

監督 曽利文彦
脚本 宮藤官九郎

10年経っても色褪せぬ名作

高校生の頃、DVDで見た記憶があって面白かった印象はある。だが、話はほとんど覚えてなかったので、思い出補正無しで楽しめた感じかな。

ストーリーは至って単純。傲慢→敗北→挫折→修行→勝利って超が着くほどの王道な話です。しかし、よく作られたキャラを丁寧に描く事で退屈せずに見れるし、最後の展開なんかワクワクが止まりません。


ARATAの演技がすごい


ARATA演じるスマイルが非常に素晴らしい。僕はこの映画が上映されていた頃、ARATAを全然知らなかったがさすがは実力派役者。窪塚君演じるペコの現実離れ臭い演技といい感じに調和しています。てか、これ表向きはペコの話だけど、裏主人公は完全にスマイル。彼の心を開くまでの過程や成長がメインな気がします。その証拠に、映画のラストに数年後の二人がワンシーンずつ映画枯れるのですがどちらが感動しますか??僕は断然スマイルの方で涙が出そうになりました。

夏木マリの演技がいい味出てる


この話、簡単に言うとベストキッドを主人公とライバル、二つの視点で描かれた話です。その中でペコは夏木マリ演じる卓球場の経営者オババに、スマイルは竹中直人演じる卓球部の顧問の先生バタフライジョーに特訓を受けます。この師匠役の中でも、夏木マリがベタなかっこいいばあさんですが、ホントにいい味出してます。この人にイケイケのばあさん役演じさせたら右に出る者はいませんね。

その他、個々の強敵達の魅力


このピンポン、僕の記憶が正しければ、中村獅童の出世作のはず。スキンヘッドがトレードマークの卓球強豪校、海王学園高校のエースを演じてますがこれもまたいい。エリートの苦悩や卓球の楽しさに出会えた喜びを見事に演じきってます。彼の持つ禍々しさも魅力の一つ。

最後に…


飽きさせない脚本、お話運びは見事としか言いようが無い作品です。今の実力者の初期の演技が見れる事もこの映画の魅力ですが、何よりその人達が実力派と言われる由縁と言っても過言ではない素晴らしい演技、キャラクター設定に触れてみてください。10年経っても面白さが色褪せない作品でした。


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