2014年1月22日水曜日

【マンガ批評】なかなかよかったぜ!!「サイコスタッフ」




新コーナー、マンガ批評のコーナーですwこのコーナーは、

短編を読めばマンガかの実力が分かる!!

と勝手に決めつけて世の中で埋もれてるマンガからメジャーな漫画家の作品まで1〜数巻で完結しているマンガを読み散らかしていこうというブログ企画です。


早速第一回目はこちら、「サイコスタッフ」です。

サイコスタッフ
ジャンル SF
作者       水上悟志
出版社   芳文社
掲載誌  まんがタイムきららフォワード
巻数       全1巻
話数       全7話

あらすじ


受験を控える高校3年生の主人公、柊光一の前に突如現れたヒロイン、桜木梅子。彼女は自分が宇宙人だと主人公に告げ、宇宙にある自分の国に加勢してくれと頼まれる。彼女の国は今戦争状態にあるという。なぜ主人公に加勢して欲しいかというと主人公が50億人に一人の超能力者だから。しかし、彼は普通の生活が送りたいためその申し出を断る。彼を口説くために梅子は強引に迫るが…

簡単に言えばこんな感じかな。超能力ものだけどエッセンス程度でそこまで具体的に語られない。梅子とのツンデレな日々を楽しむラブコメがメインの話です。

絵はそんなにうまくないかな…


表紙の絵を見ても分かる通り絵はそんなにうまくないかな。なんか絵のうまい中学生レベルって印象でした。まぁ数ページで慣れるんだけど絵で感動する描写とかはないかな。

テーマは才能


主人公、柊は何も努力せずに産まれた時から梅子がうらやむ超能力を持っています。しかし、柊は超能力を必要とせずただ受験に受かりたい。望まれた才能が望まれた人間に備わっていない不条理さを感じさせられます。最後までその才能をテーマに話が転がっていくので話が読みやすいしブレてないのは素晴らしいです。

予想外のクライマックス


ラスト、ラスボスを倒してからの落ちはなかなかよかったです。そう考えてなかったので「おおっ」なりました。ラブコメ的なお約束を保ちつつテーマがブレてないのでラストとマッチしてくる。うまく練られた話だと思いました。

最後に…


ネットでオススメしてて買ったが一気に読める作品だった。面白かったけど、人に勧めるほどではないかな。うまくまとまってるけど可もなく不可もないって感じ。ただ、次回作は読んでみたいかな。日常系ってのに理解があまり無いからかも知れないけどw日常系+SF設定が好きな方は是非読んでみてください。損はしませんよ!










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