2014年1月19日日曜日

【ネタバレ少々】泣ける名作アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を見たから感想を述べる



遅ればせながら「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」全11話を全部見たので感想を書いていこうと思う。率直な感想として騒がれるほど面白くなかったってのが第一印象。なぜそう思ったのか書きながら掘り下げていこう。

多分僕ら世代に向けて作られた作品


僕は現在、28歳。おそらく、この作品に出てくるキャラの幼少時代は僕たちの青春の時期と重なるのではないでしょうか。ポケモン金銀やボーボボー、お菓子のセンスなどキャラ達の年齢とはズレますが僕たちが中学、高校の時の懐かしい感じを思い出しました。という事は、僕ら世代に向けたメッセージが込められてるはず、それを僕はちゃんと受け取ったのか??見終わった僕の感覚としては言いたい事は分かるけどどう処理していいか分からない感じであった。

簡単なあらすじ


主人公、仁太は格下高校の不登校生徒。いわゆる落ちこぼれである。そんな彼の前に幼き頃死んだ友達の女の子、メンマが現れる。主人公にしか見えないヒロイン、メンマ。彼女を成仏させる為に幼き頃よく遊んでいた友達4人が集まり、メンマの願いを探りながら疎遠になっていた仲間の絆を取り戻していく。

なぜヒロイン幽霊は今出て来たの??


突如、主人公の前に現れるヒロイン、メンマ。彼女が現れて物語は展開していくのですが、なぜ彼女は物語のこの時期に出て来たのでしょうか?その謎が最後まで語られません。エンディングテーマでZONEのsecret base 〜君がくれたもの〜のカバーが流れているので広く読み取ると10年後に出て来たのかな?主人公が高校一年生だから少年編は6歳だったのかな?まぁそんな事はどうでもいい。何で10年後だったんだ??って事です。

幽霊って何となく出てくるのか?
幽霊が何のきっかけも無く出てくるってなんかしっくりこないんだけど。
実際?幽霊はきっかけ無しに出てくるとしてもこの話では理由無きゃ駄目でしょ??

こんな雑念が最後まで脳裏を離れませんでした。

なぜヒロイン幽霊は主人公にしか見えなかったの??


ヒロイン、メンマは主人公にしか見えません。それが、物語を信仰していく上で障害になるので最後、みんなに姿が見える所はカタルシスとなり感動します。僕も涙腺緩みました。でも、待ってよ。何で主人公にしか見えなかったの?その疑問が出てきます。最後にはみんなに見えたんだから主人公の空想じゃなかったって証明になってる。じゃあなんで見えなかったの??なんで??その辺の設定の作り込まれてないかんが残念です。


メッセージに関して

最初にも書きましたが、恐らくこの物語は僕ら世代、ポケモン金銀や漫画のボーボボが懐かしいと感じる年代に向けた作品なのだろう。僕はその世代である。んで、メッセージとしては「あの頃とは地位も容姿も変わっているかもしれないが、過去は変えられないのだから受け入れて前を向いて歩いていこう」って事かな。

多分そう言いたいんだろうけどこの結末でよっしゃ!明日から頑張ろうってなるかな〜?僕ら実質問題は学歴コンプレックスや職業コンプレックスに当たるんだろうけど、それに対するアプローチはないよね。主人公が底辺高校でも頑張ってやるって思うシーンは一切無い。

「過去に犯した過ちで謝罪したい気持ちで一杯でも、本人はそこまで気にしてないよ」ってメッセージなのか??それじゃ弱すぎんだろwwって感じで、言いたい事は分かるんだけど、そのメッセージを素直に受け取れない感じは否めなかった。

最後に…


いろいろ批判したけど、全十一話、最後まで見たしラストはちゃんと感動で来た。深く考えなければ十分楽しめる作品。まどマギを直前に全話見直したから余計粗が目立ったのかな?一度ご覧になってみてください。








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