2013年12月30日月曜日

【ネタバレ無し】永遠の0を見て来たので感想を述べる!!


二日連続で映画館♩今日は福知山シネマで「永遠の0」を見てきました。やっぱり福知山シネマは「映画泥棒」の映像無かったです。三田ではあったのに。

僕的戦争映画の見方


感想を述べる前に言いたい事があるので先に言わせてください。ボクが戦争をテーマとした映画を見るときに気になる事が一つあります。それは、敵国をどう描くかです。各国で事情は違うと思いますが、第二次世界大戦を扱った映画の場合、もう既に70年が経とうとしています。

それなのに敵の国に嫌悪感、敵対心を抱くような作品を今の時代作るのはどうかと思うのです。戦争映画は、基本的には反戦映画であって欲しい。そう願います。その点で、この映画を見を見終わっても敵国の印象が悪くなる事はありません。ボク的基準ですが戦争映画の方向性は合格でした。

ここ数年の戦争映画で一番面白かった


この作品、戦争云々を差し引いても面白い構成となっていてぐっと作品に引き込まれました。話の構成は現代からスタート。時代は2004年、今から約十年前です。三浦春馬が現代の主人公です。彼が亡くなった祖父の事を調べる事になり、当時の関係者に話を聞きに行くってのが大きなストーリーラインです。ある人は部隊での部下、ある人は、教官時代の教え子、ある時はライバル?と行った具合にその時々で共に過ごした人に祖父の事を聞きにいくって構成です。オムニバス形式じゃないですけどうまく話に区切りがつきメリハリがあって見やすかったです。

臆病者と言われた凄腕パイロットがなぜ特攻に志願したのか??


この物語の謎です。一人一人に話を聞いていき、あったこの無い祖父がどんな人間であったのかが徐々に明らかになっていくのですが、分かって来た祖父の人物像がなぜ特攻に行ったのかが繋がりません。その謎を追っていく感じが刑事ドラマなどの推理ものを見ている感じで非常に面白かったです。そして、推理もののようにミスリードから最後意外な展開が待っています。ただ、戦争の悲惨さ悲しさを語るだけの映画じゃありません。話の構成的にもよく出来た作品です。

映画館に見るに値するのか?

ストーリーはいいものの映画館という大きなスクリーンで見るに値するのか?答えはYESです。零戦での戦闘シーンは大迫力です。これは、ぜひとも大きなスクリーンでいい音響で見て欲しい。大海原での海戦シーンは圧巻です。山々での空中戦もよかった。岡田君が敵機に追いかけられるシーンが好きです。祖父演じる岡田君は凄腕のパイロットです。彼の飛行技術はスクリーンで追体験するのをお勧めします。

それでもちょっと長いかな


ストーリーも面白く、映像も迫力あるのですが、ちょっと長いかな。最後の方、確かにいるシーンなんだけどちょっとダレました。上映時間144分、やっぱり二時間超えるとちょっとしんどいかな。いい作品なだけに残念でした。

最後に…


先ほども書きましたが、ここ最近の戦争映画で一番面白いです。戦争の知識無くても十分楽しめるし、推理小説的要素、ハウダニットというかなぜ彼はそんな事をしたのかという謎をどんどん知りたくなり話に引き込まれます。戦争映画の前に話として面白いので是非映画館で見る事をお勧めします。



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