Huluで邦画を探していたら見つけたので見てみました。友人から面白いよと聞いていたので楽しみにして動画の再生ボタンをクリックしました。
フィッシュストーリー
監督 中村義洋
脚本 林民夫
原作 伊坂幸太郎
出演者 伊藤淳史
高良健吾
多部未華子
濱田岳
上映時間 112分
最初の数分で世界に引き込まれた!
予備知識一切なしで見始めたのですが、冒頭10分くらいかな。レコードショップのあたりでグッと引きつけられました。
ゴミが放置された商店街。それに人っ子一人以内。その中を点滴をぶら下げた電動車いすで移動するおじさん。とあるCDショップに入って店主に「客こないでしょ?」なんて失礼な事を言う。なんなのかな?と思っているとテレビに焦点が映る。そしてそこに映っているニュース番組からは地球に隕石が落ちるまであと数時間と報道されていた。
そう。世界が終わる数時間前から始まる話なんです。なかなか面白いじゃないの。
様々な時代の話がオムニバス形式で展開される
この映画は時代を超えて「フィッシュストーリー」という単語で繋がった話が何個かオムニバス形式で展開されたます。途中まで話が進むと話が変わって、その話が進むとまた変わってみたいな。
2012年 隕石が落ちる数時間前のCDショップでのできごと
2009年 修学旅行で行き先の東京で寝ていて降りられず、北海道まで行くはめになってしまった女子高生の船上での話
昔1 メインの話。2012年で出てきた廃盤レコード「フィッシュストーリー」を歌ってる売れないバンドの話。
昔2 若者数人のコンパでのやりとり。道中、車の中で「フィッシュストーリー」の都市伝説を聞く。
メインはこんだけかな。これが順番に展開されていきます。どれも、なかなか面白い話でいろんな角度から、フィッシュストーリーにまつわる話が語られます。語られない者もあるけど、これはこれで面白いしじゃあなんでこれが関係あるの?ってところも興味が引かれます。
バンドの話はかなり感動する
僕が、夢を追いかけるがなかなかうまく行かない、けど続けてる人の話に弱いってのはありますが、それを抜きでも涙がほろり来る話だったと思います。特に高良健吾演じるボーカルの純粋さがなんかすごくよかった。その高良君がレコーディング中の曲の間奏部分で心の叫びを語りだします。それがすごくいい。この語り、レコーディング後に消され、その後昔2のところで都市伝説となって出てくるのですが、その真相が分かったときホント泣きました。
それぞれの物語が繋がる瞬間は鳥肌もの
皆さん、予想されてるとは思いますがこれらの物語は、最後に一つに繋がります。フィッシュストーリーという単語によって数分のダイジェストシーンのような感じで昔から現代まで一気に流します。一つ一つは小さな話だがそれが重なりいずれ世界を救う事になる。バタフライ効果を描いた作品ですね。僕たちがやってる意味の無いかもしれない事も回り回って世界を救うかもしれない。それを表現した映画でした。
最後に…
予備知識無く見た映画でしたが、かなり楽しめました。オムニバスの一つ一つの話も面白いので「世にも奇妙な物語」が最後に一つに繋がるって感じでカタルシスともにこみ上げてくる感動を是非味わってみてください。
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