現在プレイ時間24時間36分
意外とプレイしてますね。こんなにやってもクリアできていない。うぅぅ〜まだまだかかりそうだ。
前プレイしたのは約十二年前。FF10の発売は2001年夏、ボクは高校一年生でした。発売時PS2を持っていなかったので遅れる事半年、冬にPS2を購入してプレイしてました。それから干支一回りして進化したハードPS3、PSVitaで同じゲームやってる次第です。
プレイし直して思った事
ストーリーは基本西遊記だと思う。召喚士と愉快な仲間達の珍道中です。ただ、当時は適当に流していた事も今見ると思う所あり!って設定もあります。
シン=災害
この話にはシンと言う怪獣が出てきます。ラスボスです。ゴジラのようなもので、FF10世界(FF10内では世界=スピラって呼んでる)各地に新規出没して街を滅ぼします。発展して来た街はシンに問答無用で壊されます。これって災害ですよね。シンの被害にあった街跡で海辺に残骸が残る描写は東日本大震災の津波が襲った後の街を連想させます。新鮮?だったのは、2001年当時の考えでは災害が起こったら強烈な自粛モードになるとは考えてなかったみたい。ブリッツボールっていうスピラ(FF10の世界)で超人気スポーツは常時開催されてます。1995年の阪神大震災の時も今回ほどの自粛モードは無かったと思うし、自粛は今の考え方なのかな。
アルベド族、差別問題
FF10には差別問題が描かれてます。やっぱこの問題を描くには架空の話がいいよね。実際の話だといろんな問題が出て来てややこしい。FF10ではアルベド族っていうスピラでほとんど人が信仰する宗教、エボン教の教えに従わない一族がいます。禁止されている機械を使い、シンを倒す希望を背負った召喚士をさらったりします。
パーティメンバー、ワッカはいい奴ですが、信仰心の強いエボン今日の信者です。同じ仲間のリュックって女の子がアルベド族と気づかず最初は仲良くしますが、リュックがアルベド族って分かると急に嫌悪感を示しだします。ただ、なぜ嫌いなのか?今まで仲良くしていたのにその大まかな事実を知ったから嫌いになってしまうっていう自分でもよくわからないジレンマに苦しみます。これは日常にも含まれている感覚ですよね。
ユウナの結婚
この物語のヒロイン兼サブ主人公ユウナが、エボン教のイケメン偉いさん、シーモア老師と結婚すかしないか問題が出てきます。老師といってもただの階級の事で20代後半の感じです。主人公は、この結婚に疑問を抱きます。仲間が「あなたが決める事よ」的な事しかいわない事に対し
「誰も、ユウナにシーモアが好きかを聞かなかったのが不思議だった」
と言っています。後に、頼れるお姉さんルールーがこう言います。
「この結婚には愛とかそういうものは必要ない。必要なのはみんなを幸せにしたい覚悟。それがあれば感情はどうにでもなる」
ユウナは大召還士の娘です。それに多くの人々が信仰するエボン教の期待の星シーモア。彼らの結婚は世間を幸せをまき散らし、多くの人が希望が持てます。この結婚、リアル世界で言う王族の結婚ですね。
僕ら世代では、王族に対する意識が薄くなっていて、誰と結婚しようと興味ないという人が多いと思いますが、自分が好きな俳優、アイドル、歌手が誰と結婚するか??という身近な問題とも言えると思います。それの熱心版だと考えれば、
「崇拝する人物にはそれ相応の相手と結婚して欲しい」
と思うのは当然の心理。それで、うれしくもなり悲しくもなります。今回は、絶望に満ちたスピラに希望を与えられる結婚。それが、自分の判断で出来るとしたらあなたはどうしますか??なんかそんな事を考えてしまいました。
最後に…
まだ最後までやってませんが、十数年の時を経てやる壮大なストーリーは感じる事が違いますね。その感覚も含め一度やった人はもちろん、久々にゲームやるか!!って思ってる人にもオススメの一品です。
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