DVDですが、「桐島、部活やめるってよ」見ました。もう、いろんな感情が入り組みすぎです。感情移入しすぎでちゃんとした感想かけるかどうか定かではないですがチャレンジしてみたいと思います。
桐島、部活やめるってよ
監督 吉田大八脚本 喜安浩平 吉田大八原作 朝井リョウ
上映時間 103分
この映画、怖すぎんだろ!!!
この映画、怖いです。あのリアルなクラスカースト感。僕は幸いクラスカーストの下層に属する事無くなんとか学生時代を乗り切れましたが、歯車が違えばそうなっていたと思うのでうわぁぁぁぁ感が半端無かったです。はい、もちろん神木君に感情移入しながら映画を見てました。ただ、リア充が上、オタクが下のような順列が一般的にありますが、実際はそう簡単なものではありません。リア充にはリア充グループ特有のつらさが描かれています。どっちに行っても地獄。そんな学校生活の闇を見事に再現しています。
リア充グループとオタクグープ、2つストーリーライン
ある高校のある数日をリア充サイドとオタサイドの2面を一歩その頃的な感じで見せられます。ある一つの出来事も2面の間で見る景色は全然違って面白かった。こっちでは重大な事が向こうではどうでもよかったりします。それの応酬がたまらない。
容赦なく突きつけられる「才能」って現実
橋下愛が可愛い憎い!!
僕は、神木君に感情移入していました。だから、必然的に橋下愛に恋します。映画の撮影、仲間との絆の深まりも順調。ルンルンの状態の時、軽く失恋します。いいなって思ってた橋下愛には彼氏がいたのです。さらに、そこで彼女から投げ捨てられる何とも思ってない感満載のセリフ。映画の神木君と同じくらいへこみました。こう言う顔の女は、悪いやつなんだよなぁ〜今度こそはと持ったけどやっぱり悪いやつだ!!彼女への怒りが沸いて来たあたりで我に返りました。感情移入しすぎてしまったw
キーワードの「桐島」の存在。
この物語は、桐島ってバレー部のエースが学校に来なくなり、「部活をやめる」って噂が流れてリア充グループ、バレー部が大騒ぎする数日間の話です。彼は何の象徴なのでしょうか?はっきりした答えは僕には分かりませんでした。でも、彼はスポーツも出来て彼女も可愛い。まさに理想の学園生活を送っている人間です。その彼が部活を手放そうとしている。何かが崩壊しようとしてるのを表してるのだと思うのですが、わからない。ただ、最後まで彼が登場しなかったのは意味があるはず。もう一回見てみよう。
ラストのシーンはなんかわからないが心に響く
才能はあるけど、それを行使しないリア充グループの男。彼がオタクの神木君との会話がすごく印象的でした。
才能無いのにどうしてやるのか?それは憧れている世界と一瞬でも繋がった気がするから。
なんか僕的にはもやもやした夢に対する自分の思いを言語化された気分です。もしかしたら、これには深い意味があってあざ笑っているのかもしれませんが、全然かまいません。僕の中でこの言葉はなんかしっくり来ました。
最後に…
最初から最後までだれる事無く見れました。多くの人が経験のある学校生活。その暗黒の部分、学園内政治や立ち居振る舞いなどいろいろ思い出させてくれる作品です。ある種、その辺のホラー作品より怖いんじゃないかな。まぁ怖さの種類が違うけどw共感できる部分たくさんあると思うので是非見てみてください。
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