物語って主人公に苦痛、試練を与えそれを乗り越える。どんな物語でも、基本的には同じです。
あまちゃん一部の試練をまとめてみると。
・海女志願 敵:母ハルコ
主人公アキ、田舎に帰ってくる。そこで海女という職に出会い海女になりたい。
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母親が祖母との確執から海女になる事に反対。
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母親の許しを貰い正式に海女になる
・海女修行 敵:祖母ナツ
アキの海女修行開始。夏休み中の8月は5時まで(だったかな?)潜れたが、9月から塩の流れが変わり危険なので4時までと制限される。しかし、その約束を破り4時を超えて潜っていると昆布が足に絡まり危機一髪。
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祖母ナツがそれを知り一触即発。先輩の意見を聞けない者は海女の資格がないと海女を辞めさせられる。
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海女への決意とナツへの許しを貰うため話し合い、無事海女に海に潜る事を許される。
・ウニが撮れない 敵:海、自然
無事、海女に復帰できたものの潜って以来一度もウニが獲れていない。祖母に一ヶ月間の猶予を与えられその間に獲れなければ海女を辞めさせられる事に。
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いっこうに獲れないアキに対して海女仲間がちょっとした細工を。アキが潜っている時にこっそり袋にウニを入れる。不思議な点があるものの自分で獲ったと勘違いして喜ぶ。祖母ナツもすべてを見越してかわからないが合格とする。
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その後、海女シーズン最大のイベント「本気取り」が開催。沖に出てウニを獲りまくるイベントであるが、一家から一人しか出れない。天野家からナツの変わりにアキが出る事に。そこで、初めて自力でウニを獲る事ができる。
・地元アイドル 敵:母春子
親友ユイはアイドル志望。北三陸鉄道(北鉄)のアピールのため美少女コンテストを開催。そのコンテストで優勝して北鉄の広報大使になる。ユイ動画が役所のページで大人気になる。それと共に地元のアピール動画としてアキの海女の動画も大人気となる。
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二大地元アイドルとなる。しかし、そのアイドル的な扱いを春子が許さない。話し合いの結果、高校二年の三月までと決められる。その後、二人でユニット、潮騒のメモリーズ結成しお座敷列車でライブをやる。
・海女カフェでユイとライブ 敵:母春子
ユイがアイドルになる為、高校を辞め家出を計画する。しかし、みんなバレて止められ失敗に。落ち込み部屋に閉じこもるユイを元気づけようとライブを開く計画を立てる。
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ユイとアキでライブを行い大盛況。地元でテレビ中継もされる。しかし、それが春子にバレて一触即発。ライブに乗り込みステージでビンタ。
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ユイもアイドルになりたいと発言し揉めに揉める。しかし、アキの決意と周囲の説得が勝ちアキは東京に向かう・
思い出せるのでこんな所か。恋愛パートもあったけど、ちょっと複雑というか本筋と関係ない気がしたので省略しました。試練、うまくできてますね。よくエンカウントする母春子の強敵感もすばらしいです。仲間になった時の頼もしさもピカイチです。
海女とアイドル
そして、すごいなと思ったのは海女とアイドルをうまく繋げたストーリー設定です。一見関係ない二つの職も「客へのサービス」という共通項でどちらも本質は同じという風に繋げてあります。それが何ともスムーズだった気がする。違和感無く見れました。
住人のキャラが最高。笑ってしまう
なんか、クドカンの作品のキャラってわざとらしいというか誇張し過ぎというかノリがあまり好きになれなかったんですが、今回のキャラはみんなむっちゃ好きです。琥珀マニアの勉さんの扱いの悪さや、スナックでの雑談に笑ってしまう事が多々。緊張と緩和が絶妙によく、普通ドラマってこういうときはこんなセリフ言うよねって思ってるから虚をつかれてしまいます。でも、ちゃんとシリアスなシーンはばっちり決める。ドラマから伝わるファミリー感がたまらないです。見た人はこの中に入りたいとか身の回りに関係に重ねあわせてみてるんじゃないのかな。
二部は東京編です。本格的にアイドルになります。なんか自分が芸人にあこがれ大阪に向かわんとする時期と重ねあわせてみてしまいます。取り合えず、最後まで楽しみです。
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